プロフィール
著者(PN):
月下香治
(かすか・よしはる)
Yoshiharu Kasuka

メール
y-kasuka@jewelryeyes.net


2004年10月15日

2004年10月26日



2004年10月20日(水)

超回復中

 超回復中の月下香治です。
 超回復とは、過重な負荷などによって損傷を受けた体組織(特に筋繊維)が、損傷を受ける以前の状態以上に回復する現象です。超回復はトレーニングによる強化において中心的なメカニズムですが、損傷部位の炎症や回復中の容量の増大によって周囲の血管や神経が圧迫され、全部位的な疼痛に悩まされることになります。まあ、有り体に言えば、筋肉痛なのですが。
 学究者たるこの私が超回復の疼きに臥しているのは、去る日曜日、10月17日にサバイバルゲームに参加したためなのです。
 良く言えば文化系、悪く言わなくても出不精の月下香治といえども、受動的ながらスポーツに興ずることはあります。『GUNS BAR ROSES』には常連が設立した同好会がいくつかありますが、そこはトイガンショップでもある『GUNS BAR ROSES』のこと、やはりサバイバルゲームが盛んです。
 このような行事は、もちろん日曜日に多く開催されます。私もお誘いがあればなるべく参加しようとは思っているのですが、先の記事にも述べたように、日曜日には大事な大事なメンテナンスがあったりして、なかなか都合が合いません。今回の参加は久しぶりのことでした。
 今回の戦場は、大阪市住之江区のインドアサバイバルゲームフィールド「BB GUN」。オフィスルームに仮構した部屋や鉄骨などを組んだ立体的な空間で対戦するという面白いコンセプトを提供するお店です。そこに午後9時ごろ、ROSESの仲間十数人が集結しました。私は2度目の利用になります。
 私が手にしたのは、WESTERN ARMS社製の「SVインフィニティ」。『GUNS BAR ROSES』のマスコットキャラ「ウェイトレススピカ」が手に取っている銃のシリーズの一種でもあります。『GUNS BAR ROSES』ではこのシリーズに特に力を入れているなどといって、専門のページまで用意しているのですが、サイト制作者である私に情報が集約しないので、なかなか進展が見られませんね。
 肝腎の戦績はどうだったかというと、あまりぱっとしないものでした。1発も撃てないうちに撃たれてしまうのならばまだ楽しめたほうで、1発も撃てないうちに味方が敵を征圧してしまい、何もしないで帰るということもありました。
 こんなこともありました。
 その時はオフィスルームと立体空間の両方を使う乱戦。それぞれのチームが戦力をオフィスルームと立体空間に振り分け、それぞれのフィールドで勝利したときはもう一方のフィールドに支援に行くという方式の戦闘です。私は味方3人とともに立体空間のほうに出陣しました。
 私が慎重に歩を進める中、味方たちは果敢に進軍していきました。やがて、私のはるか前方で、銃声が一しきり続いた後、「ヒット!」の声が立て続けに上がりました。戦況がどうなったのかは定かではありませんが、味方が優勢に戦いを進め、オフィスルームに向かっていったのだと信じておきましょう。
 とたんに気配が完全に消失しました。私も身を隠しながら、そのうちにのこのこと道の真ん中を歩きながら、敵側のドアにたどり着きました。どうやら本当に誰もいなくなったようです。
 しかし、私はあることが気にかかるようになりました。フィールド内に流れる音楽に交じった金属音と重低音の打撃音が、どうにも不審なのです。耳を澄ましてみると、室内のスピーカーとは異なる一方向から、音楽のコンセプトにそぐわない打撃の連打が聞こえてきます。それは、人が足を踏み鳴らしているような音でした。
 やはり、誰かがいる。私はその音のする方向、鉄骨の上層に向かうため、階段を昇っていきました。すると、一段高いところの隙間から人の足が覗いています。
 この位置に存在する人間が敵である可能性が高いというのは、ほぼ間違いありません。しかし、ルール上、敵であるということが確認できなければ撃つことはできません。逡巡していると、あっけなく撃たれてしまいました。
 一段低いところにいる私からは相手の足しか見えませんが、相手からは私のチームカラーのジャケットが見えたのでしょう。あの足踏みは、「誘い出し」だったのかもしれません。私はかなり長くフィールドにいながら、またもや1発も撃てずに退場となりました。
 と、このように、主に中腰で潜んでいたため、大腿四頭筋を中心とした筋肉痛が続いています。立て膝をしたときの赤痣の痛みもなかなか消えません。動けないほどのひどい痛みではないのですが、これはむしろ回復力が弱まったということなのだとも言われています。翌日よりもその次の日のほうが痛みが強くなったというのも気になりますし。
 なお、今回の更新から古い記事を削除していくことになります。代わりに過去ログのページを設置しました。また、当ページで紹介したサイトをリンクとして収録しました。リンクが縦に長くなっていくことが予想されますので、左欄の構成も若干変更しました。当サイトも少しずつではありますが成長を続けています。
 その裏で、ちょっとした「悪だくみ」も進行中です。本来、『GUNS BAR ROSES』に寄生している当サイトは、『GUNS BAR ROSES』の利益を増大させることによって自らの利益を図る共利共生を目指すべきものなのですが、手っ取り早く片利共生になるプロジェクトを『GUNS BAR ROSES』上で展開しているのです(リンクご報告のメールを出すのを急がなければならないのに、こんなことばかり素早くできてしまうというのも…)。結果はまだ出ていませんので、詳細はいずれまたの機会にお伝えしたいと思います。


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