プロフィール
著者(PN):
月下香治
(かすか・よしはる)
Yoshiharu Kasuka

メール
y-kasuka@jewelryeyes.net


2005年1月22日

2005年2月2日



2005年1月27日(木)

お買い物・その4.5・終わり

 今まで2回に渡り、1月14日金曜日の難波・日本橋方面でのお買い物の模様をお伝えしてきました。
 前々回1月19日の日記では、私の愛するセリオさんが登場するアニメ『To Heart』関連の商品やゲームソフト『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』(SLPM65888・スクウェア・エニックス)を購入したことをお伝えしました。現代日本のお家芸とも言うべき創作的な視覚芸術文化を十分に堪能しました。
 前回1月22日の日記では、数学・生物学・物理化学に関する書籍を計6冊購入したことをお伝えしました。実に学術的なお買い物でした。
 今回はその続きです。実は、ここからは一転、怪しげな買い物が続くことになるのです。
 ここはまだジュンク堂難波店。『選ばれた受験生のためのハイブリッド英単語集/続・〜』などというものを購入しました。
 私はもちろん受験生ではありません。というより、大学卒です。しかもマルチリンガルトランスレーターですので、いまさら高校生レベルの英単語集などを参照する必要はありません。では、何だってこんなものを購入したのでしょうか。
 すみません、白状します。私が購入したのは、『萌える英単語 もえたん』(三才ブックス・1200円)と『moetan II上』(三才ブックス・1000円)でした。
 萌え系美少女をフィーチャーしたことで一般にも有名なこの英単語集、もちろん表紙にも美少女が描かれているわけですが、カバー裏には無機質な装丁が印刷されていまして、カバーを裏返して装着すると、電車で呼んでも恥ずかしくない、何の変哲もない英単語集『選ばれた受験生のためのハイブリッド英単語集/続・〜』に早変わりするのです。何とも心憎い演出ですが、実際にそのように使っている人はいるのでしょうか。
 内容が内容なだけにどこを探せばよいのか迷いましたが、ジュンク堂難波店ではちゃんと高校生用学習参考書の英語コーナーに陳列されていました。そう、本書は立派な「大学受験用の参考書」なのです。
 アニメやオタク事情などをパロディーにした例文を多く収録しているということで、読んでいて思い当たる節がけっこうあります。最初の単語が「lunatic」というのもエキセントリックです。そして、最初の例文は―
「アレゲな人々が、英単語帳を作っているらしい。」
 ―自分自身もパロディーにしますか、この人たちは。『moetan II上』の最初の単語も「lunatic」だし、変だということは自覚しているのですな。
 ただ、案外しっかりとした単語や例文の選定や、翻訳の参考にもできるほどこなれた例文・訳文など、読むだけでけっこう力になるような感じは確かにします。美少女のことばかりが話題になっていますが、実は感動的なストーリー仕立てになっていて、受験生の受験に対する意欲を高めるような作りになっています。『moetan II上』は上巻ですので、続きがとても気になります。
 ところで、当サイトで「萌え」と言うと、12月15日と12月19日の「萌ゆる想いを」ということになります。この記事では「萌え」の英語化の可能性について論じたのですが、萌えと英語を合体させた初の試みであろうこの『もえたん』ではどうなっているのかというと、「萌え」を英語でどう言うのかはやはり示されていません。「萌え」を「acute」と訳して紹介する英語のページがあるとの報告がありましたが、「cute(かわいい)」が「acute(鋭い)」に変化したのではイメージがあまりにも先鋭的すぎて、「燃え」が「萌え」に変化した際の柔らかな感じを反映しきれていません。この報告があったのは昨年末ということもありますし、「萌え」の訳語を「charming/charmed」とした私の見解が世界初という可能性はまだ揺らいではいないと思います。
 私が今頃になって『もえたん』を購入した理由は、「萌え」を英語でどう扱っているのか気になったというのもなくはないのですが、実は3月開設の本格サイトで予定している類似企画の参考にしようと考えているためです。サイト構築がどうにも遅れ気味で、本当に3月15日に間に合うのかは微妙なところですが。
 さて、お買い物はまだ続きます。その後、私がよく利用するコミック専門店「わんだ〜らんど」のなんば店と、深夜アニメをよく見ている人ならご存じであろう信長書店の日本橋店を訪れました。
 これらのお店で購入したのはタイトルもアレな「興味深い書物」ですので、公表するのがためらわれるのですが、本格サイトでは成年コミックはむしろ私のフィールドとして積極的に発表することになるであろうと予想されますので、整合性を考慮してここでも思い切って公表することにします。
 わんだ〜らんどで買ったのは『えっち団結』(ぐれいす著・宙出版・997円)、信長書店で買ったのは『御家庭(オタク)の快楽』(来鈍著・コアマガジン・1050円)というものです。
 内容だとか感想だとかは聞かないでください。わかっている人だけが納得して、密かに仲間意識を抱いていただければ幸いです。
 ここで、買い物の内容が書籍14冊プラスアルファとなり、荷物がだいぶ重たくなってきました。この荷物を抱えたまま日本橋筋商店街を往復するのは、かなりの大儀です。この時午後2時半、今帰ると自宅に帰り着くのが午後4時ごろとけっこう早くなるのですが、買った書籍などを鑑賞する時間を考慮すると適当な頃合いかと考えましたので、帰宅することにしました。この選択のおかげか、今回のお買い物では筋肉痛は発生しませんでした。
 帰宅得の午後4時ごろ、自宅の近傍のセブン-イレブンで袋菓子を6袋ほど購入しました。
 まずはカルビーの「ポテトチップス」シリーズを3袋。「ポテトチップス 関西だしじょうゆ88g」(145円)は関西人好みの旨味に仕上がっています。10%増量というのもお得感があります。「ポテトチップス コンソメWパンチ」(145円)はWと銘打つだけの濃厚な味が魅力です。この強烈さを味わうと、スタンダードな「コンソメパンチ」では物足りなく感じることもあります。「ピザポテト」(145円)はチーズとギザギザの食感が病み付きになります。
 昨年の激辛ブームの火付け役となった東ハトの「暴君ハバネロ」(103円)も買いました。激辛と言われるこのお菓子も私はけっこう平気なほうで、3つ4つまとめて口に入れるのが一番おいしいと思っているのですが、『GUNS BAR ROSES』では賛否が分かれていましたね。その他にも、「おにぎりせんべい」(マスヤ・184円)や「ぼんち揚」(ぼんち株式会社・208円)といった懐かしい匂いのするものも買いました。
 これを一度に食べてしまうと、サイズ問題が発生してしまいます。2ヶ月ほどかけて少しずつ食べていこうと考えています(既に1袋空いていますが)。
 ここで、3万円ほど注ぎ込んだお買い物は終了。本格サイトの骨子と言うべき創作と学術と欲望を象徴したようなお買い物でした。
 1日の買い物の模様を3回に分けてお伝えしたのは、購入点数が多かったというのもありますが、実は『ドラゴンクエストVIII』をプレイする時間を確保するというのが主目的だったのです。本当は一度に全部を書いて小出しにしようと考えていたのですが、それはやはり私の遅筆さゆえ無理なことでした。それでも、次回の更新は定例の買い物のことになりますので、別の話題を構想する時間が浮いた分、儲け物です。
 それで、『ドラゴンクエストVIII』はクリアできたのかというと、まだクリアできていません。1週間でクリアすると壮語した手前、恥ずかしく感じます。現在、60時間近くプレイして、「最終決戦」に2回挑み、2回とも全滅しています。確かに雰囲気的には終盤なのですが、主人公の出生の秘密が仄めかされていながら明言されていないというのが気になります。もしかしたら、さらなる物語が展開されるのかもしれません。
 できれば1月中にはクリアしたいのですが、どうでしょうかね。クリアできたら、ネタバレにならない程度にご報告したいと思います。


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