プロフィール
著者(PN):
月下香治
(かすか・よしはる)
Yoshiharu Kasuka

メール
y-kasuka@jewelryeyes.net


2007年3月15日

2007年11月16日



2007年9月15日(土)

美少女の砦

 前回の更新からまたまた半年。もはや定型文になりつつあるこの挨拶文から一刻も早く抜け出すべく、サイト構築に集中したいのですが…。
 ちなみにこの記事、前回の記事でちらと仄めかした「書き溜めの一片」とかではありません。そのような長大な記事を作成できるほどのまとまった時間が取りづらかったのです。
 広大な地域でマルチに経営を回しながら、諸々の事情で交通手段に不自由しがちなキャプテンを、北葛城郡上牧町の『GUNS BAR ROSES』から生駒市の『GUNS BAR AXIS』に運搬することがよくあるのですが、その場合は閉店後にキャプテンを上牧町まで送り返さなければなりません。閉店時刻は午前3時ということにはなっていますが、不況で早めに切り上げることもあれば、逆に盛況の場合には夜が白むのを通り越して日が高くなるまで店を閉めないこともあります。あらかじめ時間がわかっていればAXISのパソコンでもできないことはないのですが、現状のような不定時ではイラストレーターサイトの巡回とか『Wikipedia』での散策とかして時間を潰すより他ありません。
 また、当サイトではこれまで気象について言及したことがなかったのですが、今夏はことのほか盛夏でした。道路拡幅予定地に位置し、再来年までの時限経営であるらしいAXISでは、エアコンの調子が悪くなっても買い換えるのがもったいないので団扇を置いて対応していますが、それでも暑いことには変わりありません(逆にROSESのパソコンコーナーはエアコンの真下で、震えるほど寒くなることもあるのですが)。それによって体力や気力が削がれたためか、最近はDARTSLIVEのレーティングも下がる一方です。サイト構築の意欲がなかなか続きません。
 そんな怠惰な、特段日記に書くようなこともない変わり映えのしない半年を過ごしてきた今期の私ではありますが、ひとつ特記してみたいことがありました。念願の大規模ハードディスクドライブを購入したのです。
 2年半前、ハードディスク30GBのWindows98機から現在の160GB機に買い換えた際、その潤沢な資源に喜び、それまでプレイしたら削除していた美少女ゲームの体験版をなるべく保存しておこうと考えました。しかし、1年半が経過し、ハードディスクの残りが20GBを切るに及んで、一部のゲームをDVD-Rに移し替えることにしました。そのようにして1年を過ごしてきましたが、最近はDVD-Rに移し替えてもハードディスクの残り容量が目覚ましくは回復していないようになってきました。
 実は、体験版には大きく分けて2種類のタイプがあります。体験版等、インターネットで公開されているソフトの大半は圧縮ファイルの形態で提供されているのですが、圧縮ファイルを解凍するとそれだけで実行できる物と、製品版と同じようにインストールの作業が必要な物があるのです。前者はパソコンの内部でファイルをどのように移動させても問題なく起動できますし、DVD-Rなどに保存して他のパソコンに移し替えても、OSのバージョンさえ合っていれば同様に機能します。しかし、後者はレジストリにインストール情報が書き込まれていますので、自由にファイルを移動させることもできませんし、策なく他のパソコンに移し替えると機能しなくなります。
 そこで昨年9月からはインストールが必要な体験版については、それまではインストールが済んだら削除していた圧縮ファイルもいっしょに保存することにしたのですが、その分、ハードディスク容量の消耗も大きくなりました。インストールが必要でない体験版を優先的にDVD-Rに移し替えていたため、なかなか残り容量が増えなかったのです。
 そんな中、電機店を散策していると、500GBの外付けハードディスクドライブが2万円台で売られていたのです。いつの間にかそんな時代になってしまっていたのです。また、外付けDVDマルチドライブも1万円を切っていました。
 実は私のパソコンの内蔵DVDドライブはなぜか昨年11月からCDだけ認識しないようになっていました。アンチウィルスソフトをインストールするようなときも、ROSESAXISのパソコンでCD-ROMの内容をUSBメモリに移し替えてからインストールするという面倒な手順を踏んできました。そんな苦労を噛み締めながら、それぞれ1台ずつ購入したのが今年の8月上旬のことでした。
 とりあえずCDが使えなければ何もできないということで、まずは外付けDVDマルチドライブのほうから設置しました(ドライバソフトはメーカーサイトからダウンロードできるようになっていました)。外付けハードディスクドライブは繋げるだけで自動的に認識されるようになっていました。
 準備が整ったところで、14枚のDVD-Rに保存していた体験版約320本を外付けハードディスクに流し込み、インストール不要の未プレイ体験版約30本を移動し、圧縮ファイルを保存していた体験版約50本を再インストールしました。ついでに、今まで収集してきた美少女ゲームの壁紙を含めたマイピクチャのフォルダを外付けハードディスクに移動すると、外付けハードディスクの使用容量は465GB中100GBに迫るようになり、Dドライブの空き容量は80GBにもなりました。まだ製品版の美少女ゲームや昨年9月以前の体験版は移動していませんが、これらの作業が完遂すると、Dドライブの使用容量は10GB程度になるかもしれません。私のパソコンVAIO typeMは本来は音楽に特化したモデルだそうですが、これからは本来の使用目的に近いと思われる、Cドライブはシステム系のソフト、Dドライブは音楽のデータとサイトのデータ、外付けハードディスクは「個人的」なソフトとデータという棲み分けになっていきそうです。
 と、そんな作業をしていると、気付いたことがありました。私のパソコンには内蔵ハードディスクと内蔵DVDドライブのほかにメモリースティック用スリットもドライブとして認識されていました。内蔵ハードディスクの第1パーティションがCドライブ、第2パーティションがDドライブ、メモリースティックがEドライブ、内蔵DVDドライブがFドライブです。そこにまず外付けDVDマルチドライブを設置したので、それは「Gドライブ」になりました。その後に設置した外付けハードディスクドライブは、「Hドライブ」ということになってしまったのです。…暗示的な名ではあります。
 その後もこのHドライブはデータを吸収しつづけ、現在では4分の1を超える118GBのデータを抱えるようになりました。しかし、短く見積もってもあと4年は持つことでしょう。今後新しくパソコンを買い換えてもデータの移動は楽になりますし、よしんばそれまでにデータが満杯になったとしてももう1台買い増せばいいだけの話です。我が「美少女の砦」ニンフェアムは、なかなか使い手のよい道具になりそうです。
(安心しきって体験版をプレイしなくなっているという問題が発生してはいますが)
 さて、「ユーロイデオグラム」についても少し話をしておきましょう。
 前回お話したユーロイデオグラム普及用小説、日本人の青年が日常的にユーロイデオグラムが使用されている国々を旅して戸惑い考えるというようなストーリーになることと思いますが、その舞台となる時代・地域の背景状況などが徐々に固まってきました。『Wikipedia』の基となったWikiというツールを利用し、5月ごろから設定資料の整理をしています。ただ、この小説の主題は現実に存在する言語、日本人にも馴染みのあるヨーロッパの言語から日本では資料も入手しがたいインドや中東の言語まで、あくまで現実に根差した状況を提示するものであるため、設定の作成には慎重を要します。発表するのはもう少し先になりそうです。
 この設定が現実的に妥当なものかどうか、実際に方眼紙に地図を書いてみました。国の配置や旅のルートはおおまかには決定しました。ただ、10km単位で地勢を定義しようとしたところ、少なからず困難を感じてしまい、現在はそこで作業が中断しているところです(端的に言えば、飽きたということです)。
 そこで、ユーロイデオグラム自体の整備を再開しました。『英語語源辞典(縮刷版)』(研究社)の巻末付録「印欧語根表」全28ページをテキストファイルに書き写す作業も完了し、インスピレーションの赴くままに字形を定義できるようになりました。ただ、テキストファイルでは、何種類の字形・何語の単語を定義したかとか、重複している字形はないかとかいう統計的管理の面が困難ですので、Wikiに似た専用のユーロイデオグラム作成支援ツールを自作してみようと思っています。また、当サイトのコンテンツである『魔法乱舞ジュエリーアイズ』や「国際点字」その他のデータも上記のWikiで管理しておこうとも考えています。
 さて、次回以降の更新ですが、やはり頻度は増やしておきたいとは考えています。もし「書き溜め」ができない場合は、「ジュエリーアイズ」のメンバーの誕生日に合わせて2ヶ月に1度のペースで更新できればいいなと思っています。
 それでは、今回はそういうことで。


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