プロフィール
著者(PN):
月下香治
(かすか・よしはる)
Yoshiharu Kasuka

メール
y-kasuka@jewelryeyes.net


2004年11月16日

2004年11月29日



2004年11月23日(火)

お買い物・その2.5

 11月19日金曜日、久しぶりに難波・日本橋に買い物に出ました。
 『To Heart コミックアンソロジー VOL.28』(スタジオDNA・870円)の発売が11月25日に予定されていますので、それ以降の日程と予定していたのですが、もう少し早く買い物に出たいなと考え、1週間ほど早く行動することにしました。
 難波や日本橋はもちろん大阪随一の大商都ですが、わざわざ電車に乗って行かなければならない行動圏外ですので、年に3回程度しか行けません。行ったからには、近所では買えない学術書などを買ったり、パソコン・ゲームソフトなどを見て回ったり、怪しげなお店に立ち入ったりなどして、大いに楽しむのです。
 最初はジュンク堂で、語学関連の書籍を5冊ほど買いました。今までの日記の記事から、私は数学肌の人種とお思いの方もいらっしゃるのではとも思いますが、私は理学部言語学科出身(嘘)ですので、数学と言語学の双方に高い関心を寄せているのです。ただ、数学関連の書籍は若干高価で、しかも叢書物が多く、気軽に買えないというのが残念です。
 まずは、『日本語教育のための誤用分析 中国語話者の母語干渉20例』(張麟声著・スリーエーネットワーク・1890円)と『新・はじめての日本語教育 基本用語辞典』(アスク・2625円)の2冊。今までにも『外国人が日本語教師によくする100の質問』(バベル・プレス・2625円)とか『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック/中上級を教える人のための〜』(スリーエーネットワーク・2310円/2520円)とかを買ったりして、ネット上でちょこちょこと外国人の質問に回答したりしていましたが、もう少し踏み込んだところも知りたいと考えて買ってみました(3月15日開場予定の学術サイトでも日本語文法関連のサイトを開く予定です)。『日本語教育のための誤用分析』では外国人がなぜ間違うかが詳細に解説されていて、非常に有用です。『新・はじめての日本語教育』には文法・語学教育用語の解説とともに、専門的すぎて和英辞典にも載っていない専門用語の英訳語が収録されています。外国人に日本語の仕組みを教える者として、こういうものを待っていたのです。肝腎の日本語文法専門用語の一部は英訳語が載っていないのですが、こういうのは自分で勝手に英訳していいのでしょうね。
 次は、『現代アラビア語入門講座 上/下』(四戸潤弥著・東洋書店・各3873円)の2冊。
「恋人よ、アラビヤの唄を唄おうよ…」
 いや、失礼。
 私は今まで『NHK語学講座』で解説されている全ての言語の辞典やテキストを所持していることをひとつの自慢としていましたが、10月から『アラビア語会話』が開設されたことによってその地位が脅かされていました。理学部言語学科出身者(嘘)として、柳家花緑氏よりも高い語学知識を保つためには、アラビア語のテキストを手元に置いておかなければならないのです。
 最後に、『ヘブライ語のすすめ』(池田潤著・ミルトス・2625円)。アラビア語関連を買ったからにはヘブライ語関連も買わなければ思想的中立が保てないとの政治的配慮が働いたのかどうかは定かではありません。あるいは、『ROSES偏重ガンダムキャラクターリスト』に右文字である「アラビア語表記」と「ヘブライ語表記」を追加して目玉にするのか…、まだ無理ですね。「ギリシア語表記」に関しては映画のDVDを販売するギリシアのサイトを発見しましたので、人名表記の参考になったのですが、アラビア語やヘブライ語では「映画」という単語すらわかりません。わかっても入力できません。宗教的権威の強い彼の地では、西洋映画を紹介するサイトも少なそうです。
 この5冊をレジに持っていくと、紙袋でもビニール袋でもなく、かなり丈夫そうな素材の手提げバッグに入れてくれました。客ひとりひとりにこんなものを手渡して経営は大丈夫なのかと他人事ながら心配したりもしましたが、よく考えたら、私は一度に15000円近くも買った「上得意」でした。
 その後、ソフマップ7号店を訪れました。
 ソフマップは有名な巨大パソコンショップです。ただ、パソコンソフトというものは高価で、金のない者は豊富なラインナップを前に指を咥えて見ていなければなりません。しかし、7号店はオタク向け美少女メディアの一大発信拠点でもあり、ソフトよりは求めやすい関連書籍も豊富に揃えられています。そこで、以前買い求めていた『トゥハートメモリーズ』(OGC-0216・宙出版・890円)の先駆、アンソロジーコミック『ToHeart/2/3』(OGC-0036/0048/0065・宙出版・各890円)を発見し、購入しました。また、スタジオDNA以外の出版社から発売されたもう他の書店では販売されていない古いアンソロジーも揃っていましたので、これからは足繁く通うことになるでしょう。
 ところで、『To Heart』(AQUAPLUS)のアンソロジーを購入すると、このサイトでは「HMX-13セリオ」の登場カット数をカウントすることになっています。今回の『ToHeart/2/3』の3冊では、順に8カット・32カット・51カットでした。だんだんと増えていってはいますが、少々物足りないような気もします。『トゥハートメモリーズ』でのセリオさんの登場は104カットで、かなり当たりな本だったのですが。
 お昼には「とんかつひつまぶし」(1180円)なるものを食べました。おいしかったなあ。
 他にも、「興味深い書物」(cf. p135・IDC-085『To Heart コミックアンソロジー VOL.11』)(2500円)を買ったりもしたのですが、タイトルがアレなので公表できません。この分野は当たり外れの偏差が大きいものです。珍しい所に来たからと言って、義務感に駆られて買わなくてもいいのにとも思ってしまいます。
 ということで、日本橋筋商店街を北から南まで歩いて1往復しましたので、現在は前脛骨筋やら腓腹筋やらが超回復中です。前回の超回復(10月20日「超回復中」)の成果が無駄に消失しています。まあ、超回復が有効に活かされるような健康的な生活なんか端から望むべくもありませんが。
 さて、ここしばらくは次回の更新の予定を予告するのが恒例になっていましたが、当面は確たる予定がありません。23日はサバイバルゲームに参加の予定があり、また超回復の疼きに臥すことになるでしょうが、前回報告と同等以上の面白いことが起こるかどうかは保証の限りではありませんので、これを報告するかということはまだわかりません。「お買い物・その3」は1週間以上後のことになる予定ですので、その前に1度以上、何らかの面白いことを見つけて更新しようと考えています。


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